今までの経験をアピールしたい！事務派遣の履歴書・職務経歴書の書き方・まとめ方ガイド【職務経歴書編】

職務経歴書は、これまでの経験と活かせる知識・スキルを伝えるための書類です。派遣社員としての経験はもちろん、異業種での活躍もアピールして、自分にぴったりの事務の仕事を紹介してもらいましょう。

今回は、派遣社員の職務経歴書の書き方、異業種での経験のアピール方法、職務経歴書で注意すべきポイントを解説します。これから事務派遣に挑戦したい方は、ぜひ前回の【履歴書】と合わせてご覧ください。

派遣社員の職務経歴書の書き方

職務経歴書に記載する主な内容は、「職務要約」「職歴」「資格・スキル」「自己PR」です。

冒頭に記す「職務要約」とは、自分の職歴を簡潔にまとめたものです。3～4行前後で、自分の職歴と実績、今後の意欲をまとめると、魅力的な出だしとなります。

「職歴」では、自分の経験や実績を、時系列順に記載します。派遣社員の場合、書き方が正社員とは異なるため、ポイントを押さえて作成しましょう。

ここでは、派遣社員の職務経歴書の書き方を紹介します。

「派遣元・派遣先」「雇用形態」を明記する

派遣社員が職歴を記載する場合は、派遣元と派遣先の企業を明記します。同じ派遣元から複数の企業に派遣されるケースもあるので、派遣元と派遣先はその都度記載しましょう。また、派遣社員であることが一目でわかるよう、雇用形態も明記します。

▼派遣元・派遣先の記載例

「派遣元：株式会社〇〇／派遣先：株式会社△△　雇用形態：派遣社員」

「株式会社△△（派遣元：株式会社〇〇）｜派遣社員として勤務」

「就業時間・就業日数」を記載する

派遣社員の働き方は自由度が高く、勤務時間も人それぞれです。派遣社員期間の就業時間・就業日数を記載して、これまでの働き方を伝えましょう。「1日〇時間」だけでなく、始業時刻と終業時刻を記載することもポイントです。

また、通院や通学など、何らかの理由で就業日数を減らしていた場合は、その旨を記載してもよいでしょう。

▼就業時間・就業日数の記載例

「1日8時間（9：00～18：00　休憩1時間）　週5日勤務」

「1日5時間（10：00～15：00）　週4日勤務　※水曜日は通学のため休み」

「業務内容」「取り組み」を記載する

職務経歴書における業務内容の書き方のコツは、「どこで／誰に対し／どのような業務を行ったのか」がわかるようにすることです。主な業務内容を箇条書きで書き出した後に、取り組みとして、実績や工夫した点などを記載しましょう。数字を用いると、より説得力のある文章になります。

▼数字を用いた業務内容・取り組みの記載例

「顧客データ入力」→「顧客データ入力（1日約50件）」

「店舗の業績が上がった」→「全国10拠点中で売上1位を獲得した」

派遣社員の職務経歴書の記載例

職務経歴書はパソコンを使って自作するか、転職サイトなどのテンプレートを活用しましょう。下記に、派遣社員の職務経歴書の記載例を紹介します。

派遣先：株式会社〇〇　派遣元：株式会社▲▲
事業内容：ITソリューション 資本金：××円　売上高××円　従業員数××名	派遣社員として勤務
2015年4月～2018年4月	××支店（社員×名　派遣社員×名）
■勤務時間・日数 1日8時間（9：30～18：30　休憩時間1時間）　週5日勤務 ■業務内容 一般事務として勤務・見積書・請求書作成（約15件/日）・発注・納品管理（約10件/日）・小口現金管理・電話対応・メール対応・来客応対・顧客データ管理・契約内容のデータ入力（約10件/日）・営業職のスケジュール管理 ■取り組み 営業職が各自で発注する品物に関して、2か月に1度ほど、発注ミスが発生することが問題でした。そこで、発注・納品スケジュールのフォーマットをExcelで作成し、各自に入力を依頼しました。進捗を視覚的に確認できるようになり、スケジュール作成以降、発注ミスは0件を継続しています。このほか、導入ソフトのマニュアル作成、個別フォルダー作成によるファイリングの徹底など、業務効率化を図るための工夫を行いました。

異業種での経験はエピソードを交えてアピール

職務経歴書の資格・スキル・自己PR欄では、事務職で活かせる能力を、エピソードを交えてアピールすると効果的です。事務職はPCを使う仕事なので、自分のPCスキルは具体的に記しておきましょう。

▼資格・スキル・自己PRの記載例（販売職から事務派遣を希望する場合）

■資格 ・TOEIC　650点・秘書技能検定2級・普通自動車第一種免許 ■PCスキル ・Excel：表・グラフ作成、VLOOKUP、ピポットテーブルなど・Word：見積書・請求書、送付状、案内状などの作成・PowerPoint：簡単なアニメーション作成、プレゼンテーション資料の作成 ■自己PR 【ヒアリング力】 私はアパレル販売員として、3年間勤めました。お客様の様子を観察しつつ、潜在ニーズを引き出すことを心がけました。希望に近いものと合わせて、よりお客様の魅力が引き立つファッションも提案し、「こんな服が欲しかった」と喜んでいただけたこともあります。このヒアリング力は、依頼を受ける立場の事務職でも、大いに役立つと自負しています。

職務経歴書で注意すべきポイント

・枚数は2枚までにまとめる

職務経歴書は、A4サイズ2枚以内にまとめましょう。職務要約・職歴で1.5枚、資格・スキル・自己PRで0.5枚が目安です。

・レイアウトを工夫する

読みやすい職務経歴書にするために、下記のような工夫を取り入れましょう。

　①見出しを太字にする

　②記号（【】、●、■、◆など）を活用する

　③箇条書きを活用する

　④書体を明朝体で統一する

・一文は80字以内にまとめる

一文が短いと、要点が伝わりにくく、読みづらい印象を与えます。一文はなるべく80字以内にまとめて、テンポのよい文章に仕上げましょう。

事務派遣で働くなら「そうキャリ」！

職務経歴書では、「職務要約」「職歴」「資格・スキル」「自己PR」などを記載します。派遣社員の場合は、職歴欄で派遣元と派遣先の企業名、雇用形態を明記しましょう。

実績や成績などは、数字を用いて伝えると効果的です。異業種での経験やスキルは、自己PRでエピソードを交えて伝えましょう。

綜合キャリアオプション「そうキャリ」では、オフィスワーク初心者の方でも働きやすい事務派遣の求人を多数掲載しています。事務派遣で働きたい方は、ぜひ「そうキャリ」をご利用ください。