コールセンターのオペレーターが自分にとって天職であり、楽しく働けるという人は多く、経験を積むことで未経験からでもリーダー、スーパーバイザー(SV)とキャリアアップしていくことができます。
一方、クレーム対応がきついといった理由で辞めていく人もいます。
実際、離職率は高めであり、1年間で3割程度のスタッフがコールセンターを辞めてしまっています。
両者の差は一体どこにあるのでしょうか。
今回は、コールセンターで楽しく働ける人の特徴を紹介します。
自分に適性があるかもしれないと感じ、コールセンターで働きたいと思ったら、派遣がおすすめです。
パート・アルバイト、正社員よりも求人が多いほか、未経験歓迎の求人も充実しているため、未経験からのスタートに最適ですよ。
人とコミュニケーションをとるのが好き
コールセンターの仕事の大半はお客様との会話です。
コールセンターにかかってきた電話に対応するインバウンド、コールセンターからお客様に電話をかけるアウトバウンドと、2種類の業務があり、どちらの場合もお客様とのコミュニケーションが発生します。
最近は電話だけでなく、メールやチャットといったさまざまなツールを使ってお客様とコミュニケーションを取るケースも増えてきました。
そのため人と話すのが好き、コミュニケーションをとるのが楽しいという方には適性があります。
電話応対がメインにはなるものの、話し上手である必要はありません。
まずはお客様の悩みや相談をしっかりと受け止めることが大切です。
インバウンドの場合、商品・サービスについて詳しく知りたい、注文したいなど目的が明確になっているケースもありますが、トラブルが起きているが原因がわからないというケースでは、テレフォンオペレーターが適切な質問を通して原因を突き止め解決策を提案します。
アウトバウンドの場合、いきなりマシンガントークを始めるのはNG。
お客様にとっては予定外の電話です。お客様の反応を見ながらトークを展開していくことで、成約率も上がっていくでしょう。
コールセンターでは応対品質を統一する目的もあり、マニュアルが完備されているケースがほとんどです。
マニュアルを見ながら電話応対ができるほか、よくある質問にはトークスクリプト(台本)も用意されています。
どこに何が書いてあるのかおおよその内容をインプットしておく必要はありますが、必要な箇所を読んでいけば、自分の言葉に言い換える必要はありません。
積極的に話すのが苦手でも、お客様の役に立ちたい、コミュニケーションを取りたいという気持ちがあれば、十分に実力を発揮できる仕事です。
むしろ気持ちが前面に表れることで、より誠意が伝わるというケースもあるでしょう。
人と話すことが好きな人は、もともと傾聴スキルが高い方も多いため、スムーズに仕事に慣れることができます。
また、表情が見えなくても話し方や声のトーンから感情を読み取って適切に返すことが無意識にできていることも多く、大きなトラブルに発展することも少ない傾向です。
会社によってはチームプレーが求められることもあり、同僚やリーダー、SVとコミュニケーションを取る機会も頻繁にあります。
ひとりでは対応が難しい案件は、リーダーやSVと相談しながら進めていきます。
このようにお客様、同僚、リーダー、SVと多くの人とコミュニケーションを取りながら仕事を進めていく必要があるため、人とのやり取りが楽しい方は、コールセンターで大いに活躍できるでしょう。
達成志向や成長意欲がある
インバウンドのコールセンターには毎日、さまざまな問い合わせの電話がかかってきます。
一つひとつに丁寧に対応し、お客様の不安、悩み、時には怒りまで解消することがオペレーターには求められます。
困難な内容の場合もありますが、不安や悩みが解消されてお客様から感謝された時には、大きな達成感を味わえるでしょう。
インバウンド業務では同じような問い合わせが頻発するなど、業務が単調になりがちです。
コールセンター内でも目標が提示されますが、自分なりの目標を持ってコツコツと業務に取り組める方は適性があります。
コールセンターでは未経験歓迎の求人が多いため、研修制度が整っています。
基本的な電話応対のマナー、敬語の使い方のほか、商品・サービスの知識をインプットする座学の研修、ロールプレイングを経て、お客様対応を始めます。
コールセンターによって異なりますが、研修期間は1ヶ月程度が一般的です。
専門的な知識を求められる金融や家電、パソコンを扱うコールセンターでは3ヶ月程度、研修期間があります。
インバウンドの場合、扱う商品・サービスによって異なりますが、覚える知識の量は多めです。
お客様の前に出てからも、新商品・サービスが登場するたびに新しい知識をインプットする必要があります。
マニュアルが手渡され、研修を受けてから新商品・サービスの電話応対にあたりますが、入社直後の研修が終わっても常に学び続ける必要があります。
積極的に学ぶ姿勢を持っている、常に成長していきたいという意欲のある方は楽しく働けるでしょう。
働き方や条件が明確な職場で働きたい
コールセンターは多くの場合、シフト制が導入されています。
そのため、終業時間の直前にかかってきた電話が長引かない限り残業はほとんどありません。
終業時間が来たらコールセンターシステムをオフにし、必要なら引継ぎを行って業務は終了です。
業務内容も「電話やメールなどの手段を使ってお客様対応をする」と明確です。
特に派遣は契約書に記載された業務のみを行うため、会議資料の作成や準備、コピー取りといった雑務をする必要もありません。
決められた仕事だけに対応したい、自分の仕事に集中したい、残業はしたくないという方にとっては快適な環境といえます。
気持ちの切り替えが得意
コールセンターにはさまざまな電話がかかってきます。
多くの電話は、お互いに気持ち良い気分のまま終話しますが、なかには強いクレームや苦情、迷惑電話もかかってきます。
オペレーターがミスをしたわけでも、悪いことをしたわけでもないのに、大きな声で怒られる、延々と苦情を言われるのは精神的につらいものです。
もちろん自分がミスをしてしまった場合は、心からの謝罪を行って反省します。
しかし、商品・サービスのトラブルでオペレーターではどうしようもできない場合、お客様の思いを受け止めたらすぐに気持ちを切り替えましょう。
アウトバウンドの場合、手渡されたリスト通りに電話をかけても出てもらえない、すぐに切られてしまう、怒られる、詐欺の電話と間違えられて苦情を言われるなど、マイナスな感情になってしまう機会がどうしても多い傾向です。
インバウンド同様気持ちを引きずらず、人にはそれぞれの事情があると、すぐに気持ちを切り替えられる人には適性があると言えます。
コールセンターで働くメリット
楽しく働ける特徴の全てにあてはまっていなくても構いません。
少しでも自分と一致する部分があると思ったら、ぜひコールセンターで働くことを検討してみてください。
コールセンターには、次のようなメリットがあります。
未経験でもOK
コールセンターで働く際、専門的な知識やスキルは不要。
未経験者歓迎の求人が多いため、オフィスワークに初めて挑戦する方にもおすすめです。
研修、ロールプレイング、マニュアルなど、充実した育成プログラムが用意されているので、未経験者からスタートしても、スムーズに一人前のオペレーター、テレフォンアポインターになることができます。
効率的に稼げる
派遣で働く場合、一般的な事務職よりもコールセンター派遣は時給が高い傾向にあります。
アウトバウンドの場合は、成果に応じて報酬(インセンティブ)が付くケースもあり、頑張った分だけ稼ぐことができます。
また、基本的にシフト制が導入されており残業はありません。
多くの人が同じ仕事をしているためシフトの融通も利きやすく、学業、資格取得のための勉強、子育て、介護などと両立しやすいのも魅力です。
希望通りの働き方ができれば、ストレスを感じても割り切って楽しく働けるでしょう。
服装、髪型の自由度が高い
オフィスカジュアルと指定されているコールセンターもありますが、多くの場合、服装、髪型、ネイルの自由度も高い傾向です。
お客様と直接顔を合わせる機会はないため、自分らしいおしゃれを楽しみながら働くことができます。
髪染や男性の髭なども、比較的自由度が高めです。
ただし、露出が激しい服やパジャマなどオフィスにふわさしくない服装はNG。
また、業務に支障が出るファッションも制限されます。
たとえば、ヘッドセットを利用できないような髪型は仕事に支障がでるためNG。
大振りのイヤリングはヘッドセットやコードを傷つける可能性があるほか、長すぎるネイルはパソコン操作に支障がでるため、避けた方が良いでしょう。
オフィス設備が充実している
空調が完備されたオフィス内でのデスクワークのため、体力に自信がない方も安心して働けます。
ただ、長時間座って業務を行うので、休憩時間にはストレッチをするなど、こまめなケアも必要です。
コールセンターによっては食堂やマッサージルーム、カフェなどの設備が充実していたり、休憩室が複数あって気分に合わせて選べたり、フリードリンクが設置されていたりするなど、設備が充実しています。
汎用性の高いスキルが身につく
年齢も性別もさまざまなお客様とのやりとりを通して、丁寧な電話やメールの対応方法、正しい言葉遣いといった基本的なビジネスマナーを自然と習得できます。
毎日、繰り返して行うため、体に染み込んでいくでしょう。
また、コミュニケーション力のほか、傾聴力、提案力、トーク力も上昇していきます。アウトバウンドの場合、営業のトーク力やスキルも身につきます。
オペレーターは電話応対をしながらパソコン操作を行うのが一般的です。
会話をしながら、お客様の情報を検索したり、お名前、電話番号、住所などを入力したりします。
また、終話後は電話応対の内容を要約して入力します。
次にお電話がかかってきた時の参考になるほか、コールセンターで集まった声をSVやセンター長がまとめ、クライアント企業に提出。商品・サービスの改善、開発に活かされていきます。
コールセンターで働いているうちに、WordやExcelのスキルが上がった、ブラインドタッチができるようになったという声をよく聞きます。
ビジネスマナーや言葉遣い、コミュニケーション力、基本的なパソコン操作スキルは、業種・業界を問わず必須のスキルです。
コールセンターで働いているうちに、ビジネスパーソンとしての基礎がしっかりとできあがっていくのは魅力的ですね。
コールセンターでのキャリアアップに役立つだけでなく、他業界に転職した際も大いに活かすことができます。
最近のAIの進化スピードは速く、AIに仕事を奪われるのではないかと、不安になっている方も多いでしょう。
しかし、コールセンターで身につく高いコミュニケーション力は、AIでは代替できません。
むしろ、高いコミュニケーション力を持った人の価値は高まっていくでしょう。
多彩な人と出会えて、世界が広がる
大きいコールセンターでは100人を超えるオペレーターが在籍しています。
女性が多い傾向ですが、男性も一定数、働いています。
また年齢、経歴も多彩な人たちが集まっているため、気の合う仲間が見つけやすいのも魅力の一つです。
今までの生活圏内では出会わなかったような人と知り合うことができ、世界が広がっていきます。
休憩が合えば、一緒にランチに行ったり、楽しくおしゃべりをしてリラックスしたりなど、業務以外の楽しみも生まれます。
また、相手と適切な距離を測りながらコミュニケーションを取れる人が多いため、休憩時間はひとりでゆっくりしたいという人も受け入れられる環境です。
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正社員、パート・アルバイトの求人もありますが、未経験から始めるなら派遣会社のサポートが受けられる派遣社員がおすすめです。
派遣社員は契約書に記載された業務のみを行うと法律で定められているため、雑務をする必要はなく、電話応対という仕事にだけ集中できます。
万が一、人間関係のトラブルや悩みを抱えても、派遣会社のコーディネーターに相談すれば、解決に向けて派遣先に交渉してくれます。
まずは派遣で働いてみて、楽しい、自分に適性があると思ったら、正社員への転職も可能です。
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