未経験から派遣で働くならコールセンターが狙い目といわれる7つの理由【前編】

時間の自由が利きやすく、自分に合った仕事をしながら、しっかり稼ぐことができるのが魅力の派遣社員。事務、受付、コールセンターなど派遣にもさまざまな職種がありますが、未経験ならコールセンターがおすすめです。

その理由を7つに絞り、２回に分けて紹介します。

資格や技術がなくても始められる

派遣社員でも、オフィスワーク系の仕事の場合、未経験の求人もありますが、事務職の経験者が優遇される傾向にあります。しかし、コールセンターの仕事には、特別な資格や専門的な知識やスキルは不要です。

そのため、アルバイト・パートの経験しかない人や、事務系の仕事経験がない人でもスタートしやすいのが魅力です。

また、年齢不問の求人も多いため、長く働ける職種を探している方にもおすすめです。コールセンターは、お客様と直接対面しないため、服装や髪型、メイク、ネイルなどが自由な場合が多く、おしゃれや自分らしさを保ちながら働くことができます。

派遣会社やコールセンターの研修やサポートが充実

未経験者から始めることが前提のため、派遣会社やコールセンターが研修やサポートを充実させているため、初心者も安心して始めることができます。

派遣社員の場合、派遣会社によっては、派遣会社で基本的な接客や事務の研修を受けた後、派遣先のコールセンターで電話応対の研修、敬語の使い方など、ダブルで研修を受けることも可能なため、自信を持って業務に臨むことができます。

研修カリキュラムも充実しており、1ヵ月以上のところがほとんどです。金融など専門的な知識が求められるコールセンターの場合は、3カ月程度の研修期間があるため、十分な事前準備ができます。

研修では、まずは座学で、電話応対の基本的なマナーや、敬語の使い方などをしっかり学びます。ビジネスマナーの基礎から教えてもらえるので、社会人経験が少ない方にとってはうれしいですね。

また、コールセンターでは専用端末を使うため、その使い方もしっかりと練習します。コールセンターは、電話応対をしながら、個人情報の照合や入力、受発注の処理、お客様との会話の履歴を入力するなど、同時に作業することが多いため、タイピングのスキルがあると有利です。仕事を続けるうちに、ブラインドタッチができるようになったという声もよく聞かれます。

基礎を身につけた後は、実際の応対練習に入ります。トークスクリプトと呼ばれる台本やマニュアルがあるため、まずは読み込み、ロールプレイングを通して、しっかりと基礎を身につけます。

研修が終わったら、OJTで先輩の指導やフォローを受けながらお客様対応を行います。OJTで合格できたら、一人前のオペレーターとしてデビューします。

前職で培った販売・接客スキルやビジネスマナーが活かせる

コールセンターは声だけで、お客様とやりとりをします。表情や身振りや手振りで伝えられない分、声のトーンや話し方、言葉遣いに気を使う必要があります。

しかし、お客様対応の流れや、接客スキル、心がける点などは対面の販売と変わりありません。ビジネスマナーも含め、前職で培った販売や接客スキルを十分に活かすことができます。

インバウンドの場合、お客様は悩みや質問があり、電話をかけてきます。まず、その悩みや課題を聞き取り、解決方法を提案するのは、販売や営業でも同じこと。表情が読めないため、声だけの情報で理解し、説明する難しさはありますが、接客や営業経験は大きなアドバンテージになります。

アウトバウンドの場合、お客様から契約やアポイントを取ることが目的です。どのような切り口で、どのような順番で話したら、商品やサービスの魅力が伝わりやすいか、お客様に納得していただけるか、という観点は販売や接客、営業と同じです。

また、「恐れ入りますが」、「少々お待ちいただけますか」といった接客で培ってきた敬語も、そのままコールセンター業務で活かせます。コールセンターは企業の顔として対応する必要があるため、丁寧な対応、ビジネスマナーを守った対応が求められます。

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