未経験から事務職転職
正社員と派遣社員、それぞれのメリット

未経験から事務職へ転職する場合、正社員と派遣社員、どちらがいいか悩む人も多いのではないでしょうか。正社員と派遣社員にはそれぞれメリットがあり、希望の働き方やキャリアプランを踏まえて、自分に合った選択をすることが大切です。

今回は、未経験からの転職を踏まえつつ、正社員と派遣社員それぞれのメリットと、キャリアアップの方法をお伝えします。

未経験から「正社員の事務職」に転職するメリット

安定性と将来性が魅力の正社員。近年では、価値観の変化に伴って働き方も多様化しているものの、やはり正社員がいいと考える人は少なくありません。

ここでは、未経験から正社員の事務職へ転職するメリットを見てみましょう。

正社員としての勤務経験をアピールできる

正社員としての勤務歴がある場合、事務職とは異なる職種であっても、「責任感がある」「協調性がある」など、正社員としての適性をアピールできます。企業側からも、事務員として長く働いてくれる人材として、高く評価してもらえるでしょう。

また、前職で培ったスキルも、自分の強みとしてアピールできます。たとえば、営業職や販売職で必要なコミュニケーション能力やヒアリング力は、事務職でも業務をスムーズかつ正確に進めるために重要なスキルです。正社員経験の中で努力したことや、真面目に働いたことを伝えれば、未経験でも事務職の正社員として採用される可能性は十分あります。

事務職に関係する資格を活かせる

正社員採用では即戦力が求められるため、資格は重要視されるポイントです。事務職で活かせる資格がある場合、未経験であってもスムーズに業務にとりかかれるでしょう。

以下に、事務職で役立つ資格の例を紹介します。

・簿記検定
・MOS
・日商PC検定
・秘書
・文書情報管理士
・ITパスポート

これまでに取得した事務関係の資格を活かしたい人は、正社員採用を検討するのもオススメです。

一般事務から専門事務へのキャリアアップがめざせる

事務職には、貿易事務・営業事務・IT事務・英文事務など、専門的な職種も数多くあります。専門事務として働くには、事務スキルと各業界の専門スキルが必要です。

専門事務では経験者が優遇される傾向にあるものの、一部では一般事務経験があれば応募できる求人もあります。また、専門事務の正社員をめざす場合、正社員としての勤務歴はアピール材料となります。このため、未経験から専門事務の正社員になりたい場合、一般事務で事務スキルを身につけたあとに、専門事務へのキャリアアップをめざす道がオススメです。

未経験から「派遣社員の事務職」に転職するメリット

派遣社員は、正社員よりも自由度が高く、派遣会社の心強いサポートがあることが魅力です。近年は法改正によって派遣社員の労働環境が改善され、以前より働きやすくなっています。

ここからは、未経験から派遣社員の事務職に転職するメリットを解説します。

自分の条件に合った仕事に就ける

正社員は企業と直接雇用であるため、最初に提示された業務以外の仕事も任されたり、条件が変更になったりする可能性もあります。しかし、派遣社員の雇用元は派遣会社であり、契約のもとで従事するので、「最初の条件と違った」という問題は起こりません。この派遣社員の性質を活かせば、自分の希望する働き方を実現することが可能です。

たとえば、下記のような希望がある場合、正社員では難しくても、派遣社員なら叶えることができます。

・残業は少ないほうがいい
・責任のある仕事は避けたい
・週4日だけ働きたい
・育児や介護と両立したい

派遣社員の場合、残業時間が契約の範囲を超えることや、契約外の業務を任されることはありません。また、重大な責任のある仕事はほとんどなく、過度なプレッシャーを感じずに働けることもメリットです。

自分に事務職が向いているかを確認できる

正社員は基本的に終身雇用を前提としていますが、登録型の派遣社員は契約期間のある有期雇用です。このため、まずは派遣社員として働くと、自分が事務職に向いているか判断できるというメリットがあります。

事務職に憧れがあっても、実際に働く中で、「もっと人と関わる仕事がいい」「身体を動かす仕事がいい」などの要望が出てくる可能性もあるでしょう。正社員はなかなか退職しづらいものの、派遣社員なら契約期間が終われば新たに仕事探しができます。事務派遣として働き、「やっぱり事務職が好き」と思えたら、正社員としての転職活動に励むという道も考えられますね。

派遣で経験を積んでからキャリアアップがめざせる

未経験でスキルや資格もない場合、事務職の正社員としての採用は厳しくなると考えられます。しかし、派遣社員には未経験OKの求人も多いので、事務派遣で事務スキルを習得してから、次のキャリアアップをめざすことも可能です。

派遣会社の研修制度を活用すれば、ExcelやWordなどのマイクロソフトオフィスや、ビジネスマナーも学べます。まずは自分に自信を持ちたい人は、派遣社員で事務職の経験を積んでからキャリアアップに挑戦しましょう。

「いきなり正社員」が不安なら紹介予定派遣がオススメ

「正社員にはなりたいけど、環境もわからない会社でいきなり正社員として勤めるのは不安」という場合は、紹介予定派遣がオススメです。

紹介予定派遣とは、直接雇用を前提として、企業に派遣される仕組みのこと。最長6ヶ月の派遣契約期間満了後に、企業と派遣社員双方の合意の上で、直接雇用へ移行します。

派遣期間中に「この企業は肌に合わないな」と感じたら、直接雇用を断ることも可能です。直接雇用が成立しなくても、派遣会社が次の就業先を提案してくれるので、転職活動が効率よく進むというメリットもあります。また、派遣期間中にスキルを身につけてから直接雇用に移行できるので、未経験でも安心です。

ひとつ注意したい点は、紹介予定派遣の直接雇用には、正社員のほかに、アルバイト・パート、契約社員なども含まれるということ。正社員をめざす場合は、派遣会社にしっかりと正社員希望である旨を伝えてくださいね。

紹介予定派遣や事務派遣のお仕事探しなら「そうキャリ」で

事務職の正社員には、正社員の経歴をアピールでき、事務系資格を活かせるというメリットがあります。一方、派遣社員は、条件の自由度が高く、未経験OKの求人が多いことが特徴です。「事務職に向いているかわからない」など、仕事選びを慎重に進めたい人は、派遣社員で働いてから見極めるとよいでしょう。

紹介予定派遣であれば、環境や人間関係に納得したうえで、希望の職場に正社員として就業することも可能です。綜合キャリアオプションの「そうキャリ」では、一般事務派遣をはじめ、紹介予定派遣や専門事務の求人を豊富に取り扱っています。未経験から事務職をめざす方、紹介予定派遣に興味のある方は、ぜひ「そうキャリ」にご相談くださいね。

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