派遣社員から正社員になれる人・なれない人は何が違う?【前編】

派遣社員の中には、比較的スムーズに正社員になれる人がいる一方で、正社員登用不採用が続く人もいます。両者の特徴を理解し、派遣社員のうちから正社員に必要な能力を伸ばしましょう。

【前編】の今回は、派遣社員から正社員になれる人の特徴を紹介しています。派遣社員から正社員へのキャリアアップをめざす人は、ぜひ役立ててくださいね。

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派遣社員から正社員になれる人の特徴

正社員に必要な要素は特別なものではありませんが、派遣社員と同じマインドで仕事をしていては正社員採用は難しくなります。企業の視点に立ち、将来的な成長が見込め頼れる人材をめざしましょう。

ここからは、派遣社員から正社員になれる人の特徴を、詳しく解説します。

コミュニケーション能力が高い

正社員には、社内外の人と、長期的に良好な人間関係を築くためのコミュニケーション能力が求められます。一般事務は、来客応対や電話対応など、人とコミュニケーションを取ることが多い仕事です。正社員になると、派遣社員時代よりも、他部署やクライアントと関わる場面が増えるでしょう。

また、指示を受ける立場の事務職には、相手のニーズを察するためのヒアリング力や洞察力が必要です。これらの能力がある人は、普段から周囲の人を観察し、相手の表情や状況を察知して、臨機応変にサポートできます。

責任感が強い

正社員には、自分の仕事に最後まで責任を持つことが求められます。問題が生じても放置したり、誰かのサポートを待ったりせず、自分自身で迅速かつ適切な対応を取らなければなりません。立場が上になれば、部下のミスも背負うなど、より一層強い責任感が必要です。

派遣社員の業務範囲は契約内容に準じており、与えられた仕事以外の責任を負う必要はないでしょう。責任が軽いことは派遣社員のメリットの1つですが、同じ感覚では正社員の仕事は務まりません。

協調性がある

正社員には、異なる立場の人の意見を受け止め、業務を円滑に遂行していくための協調性が問われます。いくらスキルが高くても、態度が高慢で周囲への配慮に欠ける人は、正社員には不向きといえるでしょう。

特に、事務職が複数人在籍している職場や、チームワークが重要な営業事務では、協調性が不可欠です。主体性を持ちつつも、他の社員の意見も積極的に取り入れていく柔軟さを備えている人は、正社員として歓迎されます。

常にコミットメントを意識している

ビジネスシーンにおける「コミットメント」とは、「目標達成に向けて責任を持って業務に取り組む」という意味です。正社員には、達成するべき目標を見据えて、必ずやり遂げるという強い意志のもとで業務に取り組む姿勢が求められます。

プロジェクトの達成や売上といった数値的な目標のほか、自己成長に対してコミットメントの意識を持つことも大切です。

一般事務であれば、「業務効率化のために何ができるか」「このデータは誰が何のために使うのか」などを深く掘り下げれば、資料作成やデータ分析の精度を高めることができます。事務職の仕事が正確かつ有意義なものであれば、その後の業務も順調に進み、結果として企業全体によい影響を与えるでしょう。

企業理解がある

企業理念やビジョンを理解し、組織と一体になって活動できる人は、企業が正社員として雇いたい人材です。福利厚生や休日などの雇用条件に納得して応募した人と、企業の方針や理念を理解して応募した人とでは、後者の方が好感度は高くなります。

企業の社風や文化に馴染めなければ、ストレスを感じて早々に退職することにもつながりかねません。正社員として採用されるためには、応募する前に企業分析を行い、企業の強みや特徴を織り込んだ志望動機を持つことが大切です。

学習意欲が高い

学習意欲が高く、伸びしろがある人は、正社員として採用されやすくなります。

企業を取り巻く社会情勢は常に変化しており、社員に必要となるスキルも時代とともに変わります。現状に満足せず、自分に足りないスキルや知識を自ら掴み取っていける人は、正社員としても高い評価を得られるでしょう。

一般事務でも、資格取得に励む、Excelの高度な操作を習得するなど、さまざまなスキルアップの方向性を考えることができます。

専門性と経験が深い

新入社員であれば、スキルがなくても将来性を見込んで採用されることはありますが、派遣社員からの転職であれば、社会人経験に比例した専門性や経験が問われます。派遣社員として働きながら得た知識・技術を明確に答えられる人は、面接でも好印象です。

また、正社員の採用では、ただ単に「経験したこと」ではなく、「学びを得るために深く考えたプロセス」に注目されます。日頃から効率化に取り組んだり、危険を見越してリスクヘッジを取ったりなど、自ら率先して行動した経験がある人は、正社員としても活躍できるでしょう。

「紹介予定派遣」で派遣社員から正社員登用をめざそう

正社員になれる特徴を持つ人は、派遣社員としても貴重な人材です。「責任感」「コミュニケーション能力」「協調性」といった正社員に欠かせない要素は、派遣社員として仕事をするうえでも職場での高い評価につながります。企業への理解や、コミットメントを意識した行動、専門性と経験の深さも派遣社員としての業務を通じてアピールできます。

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次回は、【後編】として、「派遣社員から正社員になれない人の特徴」を紹介します!

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