派遣社員のデメリットをメリットに変えられる条件とは?

これまでの日本では、正社員の年功序列・終身雇用制度が主流であり、派遣社員はデメリットが多いとされてきました。しかし、生き方や価値観の多様化が進む現代では、派遣社員のメリットが改めて注目されつつあります。

今回は、派遣社員のデメリットをメリットに変える考え方と、派遣社員という働き方がメリットになる人の特徴を解説します。

派遣社員のデメリットをメリットに変える考え方

派遣社員と聞くと、正社員と比較してしまい、デメリットばかりが思い浮かぶ人も多いでしょう。しかし、見方を変えれば、派遣社員にしかない魅力として捉えることもできます。

雇用が不安定⇒さまざまな職場を経験できる

派遣社員は、正社員のように1つの企業にずっと勤めるわけではありません。有期雇用である登録型派遣では、同じ組織で働ける期間が最長3年と決まっています。

その反面、派遣社員には「さまざまな職場を経験できる」という特徴もあります。大手企業や憧れの業界で働けるチャンスに恵まれているのは、派遣社員の特権です。

「将来やりたいことや、本当にしたい仕事が見つからない」という人も、派遣社員としてさまざまな職場を経験する中で、興味を持てる分野が見つかるかもしれません。そういう意味では、派遣社員は大きな可能性を秘めた魅力的な働き方といえます。

また、近年では、派遣会社のスタッフとして常時雇用される「無期雇用派遣」という新しい働き方が生まれました。このことからも、従来の「雇用が不安定」という派遣社員のデメリットは覆されつつあります。

給与が低い⇒残業なしでプライベートが充実

職場にもよるものの、派遣社員は正社員よりも給与が低い傾向にあります。特に、登録型派遣では昇給や賞与がなく、勤務歴が長いからといって必ずしも時給が上がるとは限りません。

しかし、派遣社員は残業が少なく、退社後もプライベートの時間をしっかり確保できます。これは、ライフワークバランスを重視する人にとって、見逃せないメリットといえるでしょう。

派遣社員であれば、退社間際に仕事を任されることや、終電で帰宅することは滅多にありません。生活リズムが整うので気持ちにゆとりが生まれ、無理なく働けますね。

派遣社員の働き方がメリットになるケース

派遣社員のデメリットはメリットにもなり得ますが、一家の大黒柱として稼がなくてはならない人や、給与を重視する人にとっては、希望に合わない働き方かもしれません。

一方で、条件やニーズによっては、派遣社員を選択することで理想の生活を実現できる人もいます。ここでは、派遣社員がメリットとなる人の条件・ニーズを一部紹介するので、自分のライフプランと照らし合わせつつ参考にしてくださいね。

育児や介護で時間が必要な人

「子どもとの時間を大切にしたい」「親の介護があるから長時間働けない」など、育児や介護と仕事を両立したい人にとって、派遣社員はメリットの多い働き方です。派遣社員は正社員と異なり、勤務日数や勤務時間を選べるので、子どもや介護の都合に合わせて働けます。

一般事務なら残業も少ないので、迎えや夕食の支度に合わせて退社できます。仕事が多忙で家のことまで手が回らない、というストレスも感じにくいでしょう。また、派遣会社に事情を伝えれば、育児や介護に理解のある派遣先を紹介してもらえるので、子どもや家族の急な病気にも対応しやすいといったメリットもあります。

資格取得のために時間が欲しい人

スキルアップや転職に向けた資格取得をめざしている人は、派遣社員として働くと、勉強する時間を十分に確保できます。派遣社員は残業が少ないので、帰宅後に勉強できることはもちろん、資格取得のために学校に通うこともできます。

貿易事務のキャリアアップに役立つ「通関士」や、医療事務で役立つ「診療報酬請求事務能力認定試験」は難易度が高く、1年前後の学習期間が必要と言われています。社会人が資格を取得することは難しく感じられますが、派遣社員なら働きながらでもじっくりと勉強に取り組めますね。派遣社員として資格に関連した仕事に就けば、実務能力が養えるというメリットもあります。

正社員になるために実務経験を積みたい人

いずれ正社員になりたいという人は、派遣社員として実務経験を積んでから挑戦することもおすすめです。総務事務や経理事務をめざす場合、未経験の人と一般事務経験がある人とでは、後者のほうが転職で有利になります。

貿易事務や金融事務など、経験者のほうが優遇される職種もあります。派遣社員は正社員よりもハードルが低いので、経験値を高めるためにぴったりです。正社員として即戦力として活躍できるように、派遣社員で一定の知識と技術を身につけておきましょう。

責任の重い仕事が苦痛な人

正社員は、売上、行動、結果、進捗状況など、広範囲に渡って責任が生じます。また、リーダーや主任といった立場になれば、部下のミスも背負わなければなりません。会社からの期待を背負うとともに、業務に対する積極性や達成率が求められるでしょう。

一方、派遣社員の責任は、雇用契約の範囲内に限られます。派遣先企業からは「与えた業務を全うすること」が求められ、それ以上の成果や積極性を追及されることはありません。仕事で大きな責任を背負いたくない、仕事のプレッシャーに耐えられないという人は、派遣社員に大きなメリットを感じられるはずです。

後輩の指導、会議の参加など、実務以外の業務が苦手な人

正社員の業務範囲は幅広く、通常業務以外にもさまざまな仕事をこなさなければなりません。たとえば、後輩の指導、会議や社内研修への参加、接待などが挙げられます。入社当時には知らされていなかった業務を任されることもあるでしょう。

派遣社員の業務内容は、最初の契約できちんと定められているので、契約書以外の業務を行う必要はありません。「業務に集中したい」「余計な仕事はしたくない」という人は、正社員よりも派遣社員が合っているかもしれませんね。

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派遣社員はデメリットが多いと思われがちですが、見方を変えればメリットにもなります。さまざまな職場を経験でき、残業が少ないことは、派遣社員ならではのメリットです。

派遣社員は、勤務条件を自分で選べることや、業務範囲が決まっていることも大きな特徴です。育児や介護をしている人、資格勉強のために時間が欲しい人、責任の重い仕事が苦手な人などは、派遣社員の働き方にメリットを感じられるでしょう。

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