事務職が陥りやすい10の悩みと解決策【前編】

「事務職はラク」というイメージで捉えられがちですが、まったくストレスがないわけではありません。事務職には、事務職だからこその悩みもあります。これから事務の仕事を始める人は、事務職によくある悩みやストレスを理解して、焦らずに対処しましょう。

今回は、事務職が陥りやすい悩みと、解決のための改善策やヒントを紹介します。ぜひ、事務職で楽しく働き続けるために役立ててくださいね。

事務職の悩み①　1日じゅうPCと向き合うのがキツい

事務職は基本的にデスクワークなので、「1日中PCと向き合うのがツラい」という悩みを抱える人は非常に多いです。データ入力だけの事務職であれば、立ち上がって仕事をすることはほとんどありません。販売職や接客業など、動きが活発な職種から事務職に転職する人は、「デスクワークがこんなに辛いと思わなかった」と思うかもしれませんね。

しかし、事務職といっても、業務内容は職場によってさまざまです。ずっとPCと向き合うことが苦手な人は、受付や来客応対など、活動的な業務を含む事務職を探してみましょう。また、一人でもくもくとPCに向かう職場よりも、賑やかな職場を選ぶと、スタッフ同士で交流できるので楽しい雰囲気で仕事に取り組めます。

事務職の悩み②　人間関係に疲れる

事務職は女性の比率が多いゆえに、女性特有の人間関係に悩む人もいます。「愚痴を聞くのが面倒」「一緒にランチに行くのが嫌」など小さな不満が積もれば、仕事そのものをストレスに感じてしまう可能性も。また、営業職や総務部など多方面に気を遣い、疲弊する人もいます。

事務職の人間関係を改善するためには、自分の考え方や視点を変えることがポイントです。相手を気にしすぎて憂鬱な気分になる人は、価値観の違いを認めつつ、否定的な意見は聞き流すように心がけましょう。また、発言の前に「相手がどう思うか」を考える癖をつけると、トラブルを防げます。

なお、登録型の派遣社員であれば、同じ職場で働ける期間は最長3年と決まっています。同じ人間関係に依存したくない人は、登録型の事務派遣を選ぶこともおすすめです。

事務職の悩み③　雑務が多い

事務職は、業務内容にはない雑務を任されることもあります。お茶くみ、クレーム対応、掃除、ごみ捨てなどの雑務を任されて「何でも屋さん」のような立場となり、いつの間にかキャリアアップにはほど遠い環境に置かれてしまうことも。

雑務が多い場合は、マニュアルや手引きを作成して社内に設置し、誰でも対応できる環境を整えれば、事務職にかかる負担を軽減できるでしょう。転職を視野に入れない場合は、仕事と割り切って雑務を効率よく済ませるのも1つの方法です。

派遣社員であれば、契約時に業務内容が細かく指定されているため、契約外の業務を行う必要はありません。「業務外のことはしたくない」という人は、事務派遣を検討してみましょう。

事務職の悩み④　並行作業で締め切りが多い

データ入力、書類作成、郵便物の発送など、さまざまな業務を依頼されて、締め切りに追われることもあります。いくつものスケジュールが重なって、パンク状態に陥ってしまう人も。

事務職が効率よく複数の業務を進めるためには、仕事の重要度・優先度から逆算して、「今日すべきこと」を明確にすることが大切です。余裕を持って時間を取っておくと、突発的な業務や調整にも対応できます。納期やタスクは忘れないように、こまめにメモを取る習慣をつけましょう。

事務職の悩み⑤　急な残業がある

事務職は残業が少ない職種ではあるものの、定時間際になって仕事を任され、残業を余儀なくされることもあります。事務職の人数が少ない職場であれば、残業をする時間も多くなるでしょう。

残業を頼まれたら、「残業手当で給与が上がる」と切り替えて、ささっと終わらせてしまいましょう。家事や育児などでどうしても残業が難しい場合は、事前に会社へ伝えておき、理解してもらうことも大切です。

派遣社員は時間で契約しているので、正社員よりも残業が少ないというメリットがあります。また、「この曜日は残業ができない」「残業は月〇時間まで」といった要望も、派遣会社を通して交渉してもらえるので、ライフスタイルに合わせた働き方が実現できますよ。

自分に合う職場を選ぶなら事務派遣がオススメ

「事務職だけど、人とコミュニケーションが取れる職場で働きたい」「残業は少なめがいい」というような希望がある人は、派遣の事務職がおすすめです。派遣社員なら、派遣会社の手厚いサポートを受けながら、自分の希望に合う職場を探せるので、効率よく就職・転職活動が進みます。

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次回は、「事務職が陥りやすい10の悩みと解決策」の後編をお届けします！